pampahumide’s diary

ぼうっとしてる時に思うこと

虫歯の幽霊

突然思い出す

 

レミニッセンスとかいうやつ

 

あまりそういうことは

なく生きてきたんですが

最近思い出すんですよ

虫歯のこと

 

もうその歯はとうになく

義歯なんですが

 

そこが痛かったこと

その噛むに噛めない嫌な感じ

匂い

抑えつけられて歯科治療したこと

抑えつけてた助手のおばさんの

体つき

着物の感じ 割烹着 

化粧

 

薬の入ってる歯科医院の小さいガラス瓶

の蓋の立てる音

クスリの匂い 味 歯肉に沁みる冷たさ

 

たぶん七歳だと思います

 

母が言うんです

たぶん

我慢!とか

手足を押さえながら

 

辛いんですけど....

 

 

雪の降る町を

昭和のヒット曲

ご存知ですか

https://youtu.be/XoK-lNmEeRc

 

雪の降る町を

思い出だけが通り過ぎてゆく

で 始まる

暗いくらあい歌だが

みんなに愛された

テレビもスマホもなく

ラジオ放送しかない

カラオケもない世界で

みんなが歌った

 

子どもの頃はなんとも思わなかったが

これが作られたのは

戦後5年ごろである

5年前の感覚ってどうですか?

ついこの間ですよね

そうでもない?

 

戦争が終わってもまだ7年間は

日本は米軍の占領中である

しばらくは物資もなくて

餓死も普通にあった

栄養失調という言葉でよばれていた

 

そしてたぶん

戦争から帰った人の中には

人を殺したり

人を殺す場にいたりした

人が山ほどいた

PTSDなんて誰も思わず

黙って耐えていた

 

そういう人がこの歌を聴いた時の気持ちを

想像した時

やっと昭和って違っていたんだなあと思った

 

町は焼け野原で

有望な青年は片っ端から特攻させたから

もういなくて

食べるものもなくて

娘が米軍にさらわれても

我慢するしかない

そこから出発した時代

 

思えば遠くにきたもんだ

 

 

 

 

 

 

家族幻想 全員死刑をめぐって

金に困って、

2日がかりで、協力して4人を殺して、
全員仲良く死刑確定した一家がいる。

 

その実行犯が、手記を書いた。

(お金が欲しくて)

それを基にした、ルポルタージュを読んだ。

だいぶ昔の事件だ。

 

手記作者本人から、抗議されながら、

ライターさんが書いた、

ある意味、力作の一冊だけど、

まあ読んでいて楽しい事件ではなく、

はっきり言えば、胸糞が悪い。

 

手記は、次男によるものだが、

不思議なのは、

この4人家族の、家族としての力学が、

激しい犯罪の中で、全くブレない。

 

書いている本人に、

内省がないとか、洞察がないと言えば、

それきりだが、

組長=父、優しい涙もろい母、

エゴイストだけど冷静で自主的な兄、

家族に身を捧げる僕。

 

これに関しては、完璧な装置として、

暴力劇を回していく。

実行犯はある意味、

家族の殉教者である、自分に酔っている。

まあ覚醒剤でだいぶ頭がへんなんだけど....

 

はたから見ると、

ただ利用されてるだけ、

家族の誰も、この実行犯の次男のことなんか、

これっぽっちも本気で考えてないのに。

 

この実行犯も

自分の家族を守りたい

それだけのために

人の家族をいきあたりばったりに惨殺して

全然反省してない

(まあ覚醒剤で...以下略)

 

家族ってなんなんだろう???

 

日本人の国家幻想の、ど真ん中にも、

家族がいる。

この家族に連なってるという妄想で、

太平洋戦争を戦い抜いてきた。

日本国民は天皇陛下の赤子ってやつですね。

変換したら出ないくらいの死語だったけど

アカゴじゃないんだよね

セキシという....

 

人が最初に出会う、

差別や暴力は、

家族の中にこそあるのに。

なんでこんな家族に、

なんでも捧げちゃうんだろう?

真空では生きられないからなのかな?

 

 

 

まあそれだけの話なんですが。

 

 

 

今日も元気に!ゴミ屋敷パートナーズ!

 

一昨年父が亡くなった。

子供の頃から、暴力とかいろいろあったので

私から見たら、形だけ付き合う親だった。

 

水一つ自分で汲まない人だったが、

母が早く亡くなってから、

何もかもやらざるを得なくなった。

 

その頃、父の家に入ると洗濯石鹸の匂いがしていた。

父は頑張っていた。

 

それがだんだん、家族を家に入れなくなっていった。苦笑いしながら、外で会おうよ...というのだった。

 

ある日突然、怪我をしたから助けてくれと言われ、

久々に入った実家は悲惨なことになっていた。

床は抜け、水は漏り、虫の王国だった。

 

本人も気づかない、大きな脳梗塞があったのだった。

 

目が見えているが、

物が認識できなくなっていた父の家は、

まさにゴミ屋敷だった。

 

びっくりしている私に、

物が沢山あると、

怪我した時つかまれていいんだよ、とか言って....

父は頑張っていた。

 

ゴミ屋敷パートナーズというYouTubeチャンネルがある。

片付けのプロセスを見せてくれる。

 

肩まであるゴミが、きれいに消えて、

スッキリしたお部屋になる、

その爽快感で最初の頃は見ていた。

でもだんだん、住んでいる方の、

お人柄や、お困りのことや、

今までの生き方まで、

うっすら透けて見えるような、

そんな気がしてきた。

 

みなさん大変な思いをして、

生きてるんだなあと思った。

 

誰でも、ゴミ屋敷の人になるかもしれない。

そのすさまじい中に、ずんずん入ってきて、

妖精さんのように片付けてくれる。

ここのスタッフさんたちはすごい。

 

疲れた日や悲しかった日

ゴミ屋敷パートナーズを見ている。

 

 

ノンバイナリー

 

名前がつくと便利だな

 

つぶやきです

 

説明するのは難しいけど

とにかく自分

性別が女性って言われると

はみ出るものを感じる

あまり上から言われると

強く怒りを感じる

 

3歳ぐらいの時

父に

大きくなったら

自分にも生えるか聞いたらしい

否定してほしかったぜ

ただこたえに困ったらしい

 

生えてこなかったなあ

笑えるなあ

 

10代の時は

頭の中では一人称はオレだった

たまに女性モードで話すと

あら かまっぽいわって

自分で思ってた

 

恋愛はどっちでもいいけど

きれいな女の人をみると

わくわくする

 

最初のは

女の人とだった

それでよかったと思ってる

 

20代では

よく禿げる夢を見て

年だからなあと思ってた

無意識はみごとにおっさんだった

 

牧師先生は言った

あなたのは思い過ごし

気の迷いですよ

 

そう思おうと思った時も

あったかな?

でも

そうじゃないと思うなあ

 

40代になっても

スカート履くと

お 女装してるなって思ってた

スカートはきらいじゃないけど

 

ああなってみたいなあって

思う対象は

ずっとずっと男性しかない

1日でもそうでなかったことがない

悲しいけど

 

でも胸を押しつぶして生きようとは思わない

 

こんな自分だけど

立派に結婚してて

子供ももう成人してる

子供は

うちのお母さんは

違うんだ

って思ったそうだ

 

結婚相手はとても大切な存在

でも

 

今20代だったらどう生きてるだろう

思わずにはいられないのです

 

 

 

 

 

変な服が着たい

ZARAに行くと解放感を感じる。

 

こんなプリントや

あんなでっかいペプラム

街を歩いていいんだ....

純粋なヨロコビを感じる。

 

だから古着サイトで

変な柄のシャツを

何時間でも見ている

 

高くなればなるほど

柄はとっぴになっていくようだ

ただここに写真をあげると

商売迷惑だろうから

やめておく

 

我慢してるけど

たまに買う

 

先般購入したのは

虎と鸚鵡と猿と薔薇と桃の柄だった

柄は左右対称に仕立ててあり

袖口にリボンがついている
きれいなピンクのシャツ

 

こんなのじゃまだまだ足りない

 

皿が飛びかったり

魚がとびかったりする

古着がほしい

 

何時間も過ごしててふと思う

死ぬ時後悔しないなって....

 

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