ソーイングっていうんだよね今。
その昔料理裁縫は、できて当たり前の女の嗜みでござった。忍者や恐竜がいた頃ね。
母はやさしい時もあったんだけど、裁縫のときはすっごーーーいイジワルで、小学生の時は、縫い目を嘲笑うのはもちろん、来客の前でもネタにされた。(「あんたを強い子にするために意地悪く育てた」そうだ)
長じて赤ん坊の産着を、ひそかに手で縫ってたら、それも思いっきりバカにされた。
結婚する時割引でミシン買ってくれたけどさわりもしなかった。
母が死んだあと、ソーイングするようになった。でもずっと縫い物しながら、見ろよ!できるじゃん!なんだよクズみたいに言いやがって!と心の声が止まらない。ソーイング楽しいのに、見た目だけ人間の、怪物が縫ってるから休まらない。でも楽しい。
思う壺なの?
もっと違う風にやれなかったのかあんたは....