pampahumide’s diary

ぼうっとしてる時に思うこと

BLマンガの話

 

 

昔からあるジャンルだと思うけれど、

わたしにはJune とBLの区別とか

ぜんぜんわからない。

推しカプなんてのも意味不明なんだけど、

楽しそうだなと思いつつ

まあ気にせず今日も漫画を読む。

 

さて

たいていのBLはわたしには怖い。

だってなんで

あんなにはだかになりたいかわかんない。

表紙が肌色だもん。

できればカラミはやめてほしい。

 

でも人の楽しみは好きにすればいいけど。

 

そんなわたしにも好きな作家がいる

ARUKUっていうんですが....
正体は全くわからないので

男子だと言われても驚かない

 

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どの雑誌の方針からも

微妙に逸脱する作風だと思う。

もうない雑誌しか例に思いつかず

申し訳ないけど

「グレープフルーツ」と

「詩とメルヘン」を

足して割ってそこに

「ガロ」ひとふり

だと思う。

 

だからどの雑誌とも

本当にはフィットしないはずで

新作を読んで

雑誌の方針で

こうなっちゃったの?

っておもう時も

正直あります。

 

その問題の作風はですね

 

指向性はアンデルセン

多くの場合主人公は

潜在的に人魚姫なんだけど

 

でも北に行きたがる演歌性があって

説教節みたいに地獄を自在に巡って

その辺は妙に因縁ぽくて

竜騎士が時々暴力を炸裂させて

画面を血みどろにしちゃう

 

世界を滅亡させるのなんか

お手のもの

 

絵は

すごく上手に見える時と

不思議な絵になってる時がある

 

女子も存在するんだけど

出てくる女子は全員

びっくりするくらいずんどうで

正体はもしかして

女子とは違うものなのかもしれないが

しばしばカッコいい

 

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ぜひ面白そうと思ったら

「キラキラセブン」を読んでほしい

伝説の「猿喰山疑獄事件」から飛び込むと

ショックが強すぎると思うのです

 

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映画 「 ワンドゥギ 」

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ウリ アドゥルっていう韓国語。

うちの息子っていう意味だと思う。

 

子供を持つときに、1人は男の子が生まれなくてはいけない世界観、

はまだ、一部では当たり前だと思う。

 

その文化の中で、

暴力の比重が高ければ高いほど

そうだと思われる。

 

暴力と言っても

公的な暴力装置もあるから、徴兵とか。

別に貶める意図はない。

 

韓国映画では、よくこのウリアドゥルを聞く。

その言葉に、未来への信頼と希望が、込められている。

老いた父親が言うとき、

しばしば失地回復への願いも込められている。

 

ワンドゥクという高校生は、

お母さんがいない。

お父さんは障害者で、

場末のキャバレーの

コミカルなダンサーだった。

ワンドゥクは、キャバレーのお姉さんがくれる菓子で育った。

 

キャバレーが潰れて、体の小さいお父さんは、

市場でダンスをしながら小商いをしている。

いつもにこにこしている小学生ぐらいの知能の、弟子を連れている。

 

その弟子は、キャバレーの花売りだったけれど、

ダンスが大好きで、

お父さんの後をついてきてしまうようになって、

結局、お父さんが面倒を見ている。

 

お父さんは小さいワンドゥクに、

最初にその弟子を紹介した時から、

ワンドゥクが、幼子のような自分の弟子に、

きちんと敬意を払うよう、

きっちりしつけている。

ワンドゥクも裏表なく、フォローしつつも、

弟子を年長として立てている。

口数は少ないけど、そういうお父さん。

 

お父さんの商売は、

日本で言ったらゴム紐とか絆創膏を売る感じ...。

便利な靴の中敷き300円!みたいな....

ギリギリ物乞いではないけど。

 

お父さんはうまく立ち回れなくて、

よく地回りのヤクザに殴られてる。

そこを飛び込んで、

跳び蹴りを喰らわすのがワンドゥク

だ。

そして後でお父さんに叱られる。

暴力を振るったから。

すごい矛盾だけど、

もう矛盾だらけなので、

日々は流れていく。

 

そんな高校生ワンドゥクには

誰も友達がいない。

ものすごく貧乏で、いつも黙って怒っている。

たいていは一人でいる。

 

これを、近所の、クリスチャンで活動家の、

だらしない社会科教師 ドジュンが構い倒す。

クラスのみんなの前で平気で

( 困窮者用の ) 食品取りに来いよ!っていい放つ。

そして後でうわまえを掠める。

 

そもそも困窮者用のカップ麺を、

なぜ学校で配るのか謎だけど。

 

おい ワンドゥガ!

おい ワンドゥガ!

家に帰ってからも、

先生のゴミ出しまでやらされてる。

学校のトイレでまで構う。

 

ワンドゥクは、クリスチャンなので、

耐えられないと、近所のぼろっちい教会に行って、

くそドジュンを殺してくれと、

神に祈る。

真剣に祈る。

神様しか話し相手がいない。

 

笑えるくらい、

神を殴り倒しそうに本気で祈るワンドゥクは、

めちゃくちゃ神を信じてるワンドゥクだ。

 

結局はものすごくいい子なんだと思う。

 

そんなワンドゥクも

やっぱりお父さんの希望の星を負わされてる。

不器用で、必死で生きてるお父さんに、

ワンドゥクは思ったことも言わないけど...

お父さんが重い。

ただでさえ大変なのに。

めちゃくちゃ重い。

 

そんなふうに耐えてるある日

くそ社会科教師ドジュンが、

お前のお母さんに会ったよと

ワンドゥクに告げる....

お母さんはフィリピンの人だよ。

 

ワンドゥクは、聞くなり、そこから一気に校庭の端まで走っていくぐらい怒る。

聞いてない!

みんな勝手すぎる!

ありえない!

何言ってんの?

おかあさん死んだって言ったじゃん!

知らないよもう!

 

 

黒い顔してずっと怒ってる、

ユ アインの演技が

ものすごく可愛いんですよ。

この人は息子役をやると輝き出す、

面白いなあと思う。

王の運命もよかった

 

ただ

どこがイケメンなのか

ぜんぜんわかんないんですけど私....

もう何回見たことか。

大好きな映画です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

濡れた夏

 

 

Webマンガの話させてください。

「濡れた夏」。

内容について話す以前に、タイトルがエロで困っている。

 

そもそも成人向けコンテンツがこっぱずかしい。(興味がないとは言わない)のに、ブログで書く一作目にこれを持ってくる自分よ。

 

これ、オマケに副題も付いてる。

「年下男性と背徳に溺れる」

困らない?話しづらいよね。

 

うーむ。

つまりこれは、女性のみなさーん、こっちだよ!

ってことですね。

 

でも絶対このタイトルで、逆に損してる。

 

さて、

 

今マンガ描きに使われるソフトは、触ったことがないけれど、

たぶんこの作品では、とても上手に、使いこなしているのだろうと思われる。

 

夏の物語である。

画面に、寒色のフィルターが、しばしばグラデーションでかかっていて、冷房の効いた室内の静けさと、ほのかな閉塞感を醸し出す、シェードの役割をしている。

 

室内の絵で、エピソードが始まることが、とても多いのだけれど、簡素だけどおしゃれな椅子とかを上手に使っている。

ミニマリスムなインテリアってやつなんだろう。言うのも照れるけど。

 

女性のアンクレットの描き方とか、本当に繊細。青瓷の国の美意識。

 

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昔は、漫画を作成するのに、アシスタントが、作家と同じ場所で働いていたけれど、特にコロナ以後、遠隔で、データをやり取りして、作業することが一般化した。それで、地方にいる実力のある人が、参加しやすくなり、クオリティが上がった。というのを聞いた。

 

この作品は韓国製なので、システムは違うかもしれないけれど、やっぱりスタッフの層の厚さを感じる。

 

そしてたぶん、たくさんたくさん人体の写真を撮ったんだろうなあと思う。顔立ちは、魅力あるけど、単純なマンガ顔なのに、体の書き込みが丁寧で、とても綺麗だと思う。ヒロインの胸に何度も見とれました。男子の胸板がやばいです。

 

ストーリーは......離婚後の心の傷に耐えている、塩顔細身のカフェ店主と、純白のシャツの似合う、すぐ赤くなる大学生バイトの火遊び(今あまり言わないね)からの.....
おっとここでやめておくって感じです。

 

が、

 

純愛ものなんです。

すごいエロだらけなのに、ゴリゴリ純愛なんです。

 

「店長さん、キスってどうやるんですか?教えてください。」

 

やばいです。

 

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考えたら、純愛だって、よこしまな欲望に満ちててもでもおかしくは....ない?か?

純愛というものから、遠く離れたので思い出せないけど、そりゃそうだろう。

純愛にだって欲望はあるよね。

 

純情で赤面症なのに、よこしまな青年....

わんこ、だね。わんこそのものですね。

 

タイトルがこんなんなので、人には言いにくいけど、結構世の中では人気があるはず。

韓国では、ドラマ化の話もあった。でも止まってるのはたぶん、エロと純愛の狭間で、企画が引っ掛かってる。

この狭間結構深い。

 

そう。誰かにこれが好きだって言いたかったんです。私も同じような表現の狭間にいるので、言える場所を作りました。

 

ちなみに、twitterで、どこが背徳なの?って言っている人がいた。女の子元気でいい。どこも悪いことしてないじゃん!って。すてき。

 

あと、「社長」ってヒロインを呼ばせてるけど、韓国は店長さんはみんな「サジャン」だから、店長の方がいいと思う。それで引用セリフ一部変えました。ピッコマで読めます。


ピッコマほぼ無料ですが、最後の有料の数話は、なくてもいいし、ないほうがいい....そこは純愛の狭間どころじゃない、どエロなんで....

英語だと最後まで読めるところがあります。

 

読めば読むほど、このわんこがかわいいです。

 

 

 

 

 

はじめに

うん

 

いいタイトルだ。

 

で 誰が読んでくれるんだろう。

 

まあ、映画とかについて自分がぼんやり思うことを書くつもり。

それが正しいというつもりはない。

 

いろいろ

やってみる。

たぶんたくさん間違えるけど

やらなきゃわかんないもんね。

 

以上です。